ネットワークの構築から業務システムの更改まで、ICTを活用した学習環境や業務の効率化に貢献

-広島学院中学校・高等学校様-

全国屈指の私立進学校として、中高一貫教育を提供する広島学院中学校・高等学校様。カトリック修道会のイエズス会を設立母体とし、1956年に創立。「Be Men for Others,with Others」を教育理念に掲げ、地域貢献の一 環としてボランティア活動等も幅広く行っている。また、校内のICT環境の整備を推進し、生徒の学習環境向上と教職員の業務効率化に取り組んでいる。
 NTTデータカスタマサービスは、校内LANやメールサーバ、WEBサーバ更改等の基盤系システムから、教務や図書館等の業 務系システムの構築まで、セキュリティ対策を含めてトータルにサポート。ICTインフラにかかわる運用管理の負荷軽減と、可用性の高い校内ネットワークの実現に貢献する。

導入前の課題

  • 老朽化した基盤系、業務系システムを適正コストで更改したい
  • システム環境を熟知した専門家による迅速な保守対応
  • 教職員一人ひとりにPCを配布し、業務を効率化させたい

導入後の効果

  • 既存システムに縛られない、お客様のご要望に応じ、拡張性を考慮した提案を実施
  • リモート保守、月1回の保守報告会など、万全なサポート体制を構築
  • 国の助成金を活用した提案を実施、教職員1人1台のPC環境を整備

お客様の視点に立った公平かつスムーズなサービスを実現

学校法人広島学院 理事・事務局長菅野 正一 様

学校法人広島学院 理事・事務局長
菅野 正一 様

近年の急速なICT(情報通信技術)の普及に伴い、学校教育の現場においてもICTを活用したハード・ソフト両面からの環境の整備が求められている。一方で、設備の老朽化による新しい設備への切り替えと運用コストの削減という課題をいかにクリアできるかが新システム導入時の大きなポイントとなる。
 広島学院中学校・高等学校(以下、広島学院)では、2008年にPC教室(サーバ1台、PC50台)の構築と校内LANの更改工事を計画。NTTデータカスタマサービスは、お客様の立場に立った公平な視点で既存システム仕様に縛られない機器の選定、万全なサポート、運用管理負荷軽減を提案したところ採用が決定した。工事の実施にあたっては、教職員が既存で利用されていた環境は一切止めずに全LAN(教職員用・生徒用)をギガビット対応に変更。常に現場の利用環境を考慮して、業務に影響を与えない工事を行った。
 学校法人広島学院理事の菅野正一氏は、当時の状況を次のように語る。「創立50周年の節目を迎えて校舎の改修工事を行うこととなり、校内のネットワークシステムを一新して学校運営をより円滑にしていきたいという思 いがありました。そして、教職員がパソコンを仕事の道具として当たり前のように使える環境を、ウイルスやセキュリティの問題をクリアしながら作り上げていくことが課題でした。パソコンを安心していつでもつながる空気の ような存在にまでなったのは、この5年間の成果だと思っています」。

システム導入後も月1回の保守報告会を実施迅速なサポート体制でバックアップ

生徒用端末50台を設置したPC 教室を情報教育に活用している

生徒用端末50台を設置したPC 教室を情報教育に活用している

WEB メールや教務システムの導入により、教務の効率化と教員負担の軽減を実現

WEB メールや教務システムの導入により、教務の効率化と教員負担の軽減を実現

2008年にはさらに、メール、WEBシステムの機器更改と、既存メールの移行およびWEBメールの導入を実施。移行プログラムを独自に作成し作業短縮を図り、教職員にはWEBメール利用法の説明会を実施するなど、利用 者の負担軽減に努めた。翌2009年には文部科学省が推進した「スクール・ニューディール」を活用し、教職員1人1台のノートパソコン(計80台)を導入し、ICT環境を整備。各教職員の利用ソフト、アクセス権、セキュリティ等を考慮した設定を行い、保守面からもサポートした。  「導入時、特に重視したのは、保守をしっかりやってくれるという条件です。その点、NTTデータカスタマサービスは、リモート保守のほか、月1回の保守報告会で意見の交換もでき、何かあればメールを送るとすぐに返信がきて対応していただけるので非常に満足しています。また、教職員全員に1台ずつのパソコンが整備されたのは、個人用のパソコンを一切使わずに仕事ができる環境を整えることが目的でした。セキュリティをしっかりと守るためにも個人用のパソコンの使用は原則禁止にし、データは学内で全て管理して外には一切持ち出さないということが可能になりました。
 今後は、教職員と生徒の双方向のコミュニケーションがネットワークを介して瞬時にできるような仕組みや、タブレット型端末を使った授業なども展開していければと思っています」と情報システム管理を担当されている横山秀樹氏。

基盤系システムから業務系システムへICT環境のさらなる充実のために

広島学院中学校・高等学校教務部長 丸山 義明 様

広島学院中学校・高等学校教務部長
丸山 義明 様

広島学院中学校・高等学校教諭(情報委員長) 横山 秀樹 様

広島学院中学校・高等学校教諭
(情報委員長)
横山 秀樹 様

基盤系システムの導入後、ICT環境のさらなるブラッシュアップを図るため、2012年から業務系(教務・図書館)システムの更改を開始。私立学校ならではの特色ある教務処理に適応したシステムにするため、Linuxベースで拡張性のある教務システムをご提案。地域会社であるNTTデータ中国と連携し、同社開発の高等学校向け校務支援システム「Edu Plats(エデュ プラッツ)」を導入した。
 詳細な仕様確定をするなかで各機能のカスタマイズの要否を見直し、コストを逓減。学籍、出欠、成績、進路指導管理等、教職員の使いやすさを追求しながら、広島学院オリジナルの教務システムを作り上げた。
 「コスト面を考えながら、どこまで使い勝手を向上できるかが大きな課題でした。パッケージにある機能をこういう風にアレンジして使えないかということをすり合わせながら、最終仕様を固めていきました。細かい部分でいろいろと無理をお願いしたこともありますが、それもクリアして常に利用者となる我々の立場に立ったいいご提案をしていただいているので助かっています。特に、成績管理システムに関しては、現行システムの操作性を維持した上で、以前とは比べ物にならないくらい使いやすいシステムになっています」と教務部長の丸山義明氏。
 「実際に機器の導入や保守を担当してくださっているシステムエンジニアの方の技術はもちろんですが、カスタマサービスという会社名の通りに、保守サービスの面でもとてもよくやっていただいていると思っています。私たちは、営業の方を通してNTTデータカスタマサービスという会社を見ていますので、その点でも安心してお任せすることができています。今後はネットワークのインフラ整備と、学校運営の根幹部分である教務システムの構築を手掛けられた経験を活かして、さらに良い提案をしていただけることを期待しています」(菅野氏)。
 日々変遷する教育現場の課題解決をシステム面から支えるとともに、新たな教務支援システムの導入、運用及び保守をトータルにサポートすることで、より充実したICT環境づくりを進めていく。

広島学院中学校・高等学校様 ソリューション概要

  • システム基盤から業務アプリケーションまで、学校が抱える課題に対して、最適なソリューションを提案。
  • 構築から保守、運用までワンストップでお客様をトータルサポート

お客様情報

広島学院中学校・高等学校

住所 広島市西区古江上1丁目630番地
沿革 1956年 広島学院中学校創立
初代校長にシュワイツェル神父就任
第1回中学入学式
1959年 広島学院高等学校 開校
1962年 第1回高校卒業式
1997年 フィリピン体験学習開始
2002年 IP 学習開始
2005年 耐震補強工事・リニューアル工事竣工・創立50周年記念式典
2013年 三好 彰 第11代校長に就任
ホームページ http://www.hiroshimagakuin.ed.jp
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お客様事例:広島学院中学校・高等学校 [2ページ:1,017KB]

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