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NTTデータ カスタマサービス株式会社

クラウド対応カメラ監視システムで災害状況をリアルタイムに把握。
ICTの活用で、市民の安心・安全確保を全面サポート

-山武市役所様-

 2006年、成東町・山武町・蓮沼村・松尾町の4町村が合併して誕生した山武市。人口約6万人。千葉県北東部、九十九里浜のほぼ中央に位置し、約8キロメートルにわたり太平洋に面している。
 山武市役所では、東日本大震災を契機に消防防災課を新たに発足。防災計画を市の計画の中でも最重要政策と位置付け、ハード ・ソフトの両面での整備を推進してきた。
 NTTデータカスタマサービスは、市の要望に対し、クラウド対応の自立型カメラ監視システムを使った映像監視サービスを提供。災害対策をシステム面からサポートし、市民の安心・安全確保に貢献していく。

ご依頼内容

  • 災害発生時の初動対応を迅速に行いたい。
  • 正確な情報提供を行い、地域住民の安心・安全を守りたい。
  • データを安心・安全な場所に保管したい。

提案

  • カメラ監視システム 「Spot-Eye®」 を導入し、警戒地域の状況をリアルタイムに把握。
  • 画像データの蓄積、WEB上での閲覧を可能にするクラウドサービスを活用。
  • 万全のフォロー体制で、緊急時の災害対応をサポート

警戒河川の災害発生時、初動対応の円滑化に大きな課題

総務部 消防防災課 課長 平出 博男様
 総務部 消防防災課
 課長 平出 博男様
総務部 消防防災課 防災係 尾勝 久一様
 総務部 消防防災課
 防災係 尾勝 久一様

 東日本大震災の発生以降、 地域における災害対策のさらなる推進の必要性が高まり、住民の防災に対する意識も向上している。山武市においても、 公共施設の耐震化や防災備蓄倉庫の整備、 企業との連携による支援体制の構築など、さまざまな対策を進めてきた。
 昨今のゲリラ豪雨や台風などによる大雨の影響で、 河川越水や道路冠水などの水害が発生しやすい状況となっている。市の防災担当部局では、 住民に対する避難情報を発令する判断材料として、 現場の状況をタイムリーに把握することが求められていた。
 山武市役所 総務部消防防災課課長の平出博男氏は、 河川監視カメラシステム導入に至った経緯を次のように話す。「これまでの警戒河川の監視は次のような方法で行っていました。1つ目は、市職員や消防団員が現地へ出向き、目視確認を行い、状況を報告する方法です。この方法では状況確認まで時間が掛かり、さらに現地確認へ出向いた人の危険が常に伴います。2つ目は、県設置の水位計による水位監視です。この方法では、 水位を確認することはできますが、水量までを把握できないため、差し迫っている水害の実感が湧きにくく、初動対応の遅れにつながるリスクが潜在していました。監視カメラシステムの導入によって、これらの課題が解決できるのではないかと期待しました」

工事不要な自立型監視カメラシステムを設置。悪天候下でも警戒河川監視可能に

クラウド対応カメラ監視システム「Spot-Eye」
 クラウド対応カメラ監視システム
 「Spot-Eye®」

 2015年9月にモバイル回線(3G)によるワイヤレス通信が可能なクラウド対応の監視カメラシステム 「Spot-Eye®」を導入。
 「Spot-Eye®」は、広角範囲の静止画に加え、必要に応じて動画での映像確認を行うことができ、防塵・防水仕様で厳しい環境下でも威力を発揮する。また、電源・設置工事が不要なため初期投資が抑えられ、設置して即時利用することができる自立型製品でもあり、危険度の高い場所では固定して設置することもできる柔軟性の高い製品である。「今回導入前に自立型のメリットを活かし、仮設置を行い、夜間や暴風雨の中でも高品質の監視画像を提供することができるのか事前検証を行わせていただきました。それに伴い、事前にどのような画質なのか確認できたことは安心材料となりました。また事前検証よって、災害対策の有効な設備投資となりえることが分かりました。他社から提案を受けた監視カメラシステムよりも、 導入コストを抑えることができる点も大きな魅力でした」と消防防災課防災係の尾勝氏。
 「監視画像はスマートフォンやタブレット端末からも確認することができます。さらに、過去の画像がクラウド上に保管されているため、簡単に過去のデータと照合することができます。防災部局内で天候の変化による災害の傾向を把握することができ、住民の皆様に対しても避難情報を速やかに、且つ的確に行えるようになり、さらには、適材適所に人材を派遣できると考えております。学校や施設等で地域災害に対する市の取り組みについて講演させていただくことがあり、今回の監視カメラシステムに対する関心は非常に高いと感じています」 (尾勝氏)

現場の状況を 「見える化」。導入後も速やかな情報収集をサポート

パソコンで現地の状況を常時把握
 パソコンで現地の状況を常時把握
監視画像はスマートフォンやタブレット端末からも確認できる
 監視画像はスマートフォンや
 タブレット端末からも確認できる

 災害発生時には、情報確認までの早さと正確性が何よりも求められる。事前の防災情報に基づき、監視カメラによって逐一状況を把握していれば、早い段階での初動対応に結びつけることが可能になる。
 「画質は、 想像していたものよりもかなり良く、特に夜間の映像は、高画質で、川の水量や流れの速さなどもはっきりと分かり、重要な判断材料になっています。災害は昼夜を問わず発生する可能性があるため、悪条件下でも監視カメラが威力を発揮してくれるのはありがたいです。導入後も気になることがあれば、すぐにサポートを受けられ、市としての要望に対する対応もその都度きちんとしていただいています」(尾勝氏)
 「今回の監視カメラシステムを導入した最大の目的は、『正確な情報を迅速に掴み、市民の皆様に情報を提供すること』でした。数値や言葉による伝達だけでは、現場で実際に何が起こっているのか分かりません。映像で見える現地の状況が、 市民の皆様に対して最終的に避難情報を行うときの最良の判断材料になるのです」 (平出氏)
 「これからは、 各自治体が 『市民の安全は自分たちが守る』という意識をもっておくことが大切だと思います。今回の事例は地元メディアでも取り上げられ、市として防災のために何を取り組んでいるのかが問われていると感じます。これまで、津波発生時の避難タワーや避難道路等ハード面の対策を進めてきました。これからはそれらを活かすためのソフト面の充実を図っていければと考えています。海岸部やその他監視が必要な河川への追加整備を行い、将来的には市民の皆様へ画像データの公開なども検討しています」 (平出氏)
 NTTデータカスタマサービスでは、今後もさらなる技術開発を推進し、現場の状況を 「見える化」することで、速やかな情報取集をサポートしていきます。

山武市役所 システム構成図

  • システム構成図

お客様情報

山武市役所
住所 千葉県山武市殿台296番地
沿革 2006年
山武郡成東町・山武町・蓮沼村・松尾町が合併し、山武市が発足
2006年
市章制定
2011年
沿岸部に東北地方太平洋沖地震による津波が襲う。海岸の防砂林を超えた津波による浸水被害のほかに、河川を逆流した津波が田畑に流れ込むなどの被害が出た。
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