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地域とともに未来を創る ― 金沢・富山BPOセンター構築に見るNTTデータ・ウィズ社と当社の共創の軌跡

株式会社NTTデータ・ウィズ 様

※本事例は、NTTデータ・スマートソーシング様(現:NTTデータ・ウィズ様)での取組事例です。

2020年、未曾有のパンデミックという逆風下で幕を開けた金沢の新拠点設立。それを皮切りに、富山での専門特化型センター構築、さらには度重なる増床プロジェクト。NTTデータ・ウィズ社(旧NTTデータ・スマートソーシング)と当社が歩んできた5年間は、単なる「発注者と施工者」という枠組みを超えた、真のパートナーシップの証明でした。BPOセンター構築を支えた当社の取り組みを、NTTデータ・ウィズ様の当時の拠点責任者、プロジェクト責任者の声とともにご紹介します。

金沢DXセンター ― コロナ禍での迅速な対応

2020年、当時のNTTデータ・スマートソーシング社は北陸初のBPOセンター設立を決定。しかし、プロジェクト開始直後、日本は緊急事態宣言下にあり、現地への移動が制限される中での工事となりました。こうした状況で、なぜ当社への依頼を決めたのか、当時の拠点責任者は次のように語ります。

「当時、社内にはまだオフィス構築する機能がありませんでした。全国に拠点を持ち、東北や沖縄でのセンター構築の実績から厚い信頼を寄せていたNTTデータカスタマサービス(以下CS)さんに相談するのは、私たちにとって自然な選択でした。特に期待していたのは、その『きめ細やかな対応力』です。」

その期待には、当社は十分に応えたとおっしゃってくださいました。

ビジネスサービス事業本部 事業推進部長 大野様

「地域間の移動が厳格に制限された時期でした。私たちが現地に赴くことすら叶わない中、ビルとの調整から現地調査まで、CSさんがすべてを担ってくださいました。まさに『動けない私たちの手足』となってくださったおかげで、期日通りに開所できたのです。あの献身的なサポートには、心から感謝しています。」

タイトなスケジュールの中、当社は事前準備を徹底し、仕様変更や追加要望にも柔軟に対応。飛沫防止のパーテーション設置や座席レイアウトの工夫など、コロナ対策を含むレイアウト変更にも迅速に応じ、夜間工事や再測定を重ねながら完成へと導きました。

当時を振り返り、当時のプロジェクト責任者はこう語ります。

「特に印象深かったのは、休憩室の拡張プロジェクトです。多目的スペースとしてイベントも行いたいが、防音性が足りない。半分諦めながら相談したところ、防音効果を高めるため、複数の技術的提案をいただくなど、的確にご対応いただき、理想の空間が実現しました。365日稼働のセンターゆえ、工事は夜間に限られます。CSさんの担当者が夜遅くまで現場に立ち会い、品質を担保してくださる姿勢には、プロフェッショナルとして仕事に対する強い責任感を感じました。」

ビジネスサービス事業本部 営業サービス事業部 第一プロジェクト部 課長 佐藤様

富山BXセンター ― 戦略を具現化する「意匠」と「機能」の融合

2025年3月、北陸における次なる布石として富山BXセンターが設立されました。このプロジェクトの背景には、経理業務に特化した高度なBPOサービスを提供するという、事業部としての戦略がありました。金沢での揺るぎない実績と信頼を礎に、本プロジェクトも再び当社をパートナーとして選定いただきました。

「富山は、高度な専門スキルを持つ経理スペシャリストが集う拠点。それゆえ、事業部として初のセンター構築に際しては、単なる作業場ではない、見た目の美しさと働きやすさを高次元で両立させた空間にこだわり、妥協のない検討を重ねました。CSさんには、私たちの理想を叶えるためにかなりの無理をお願いした自覚があります。しかし、その一つひとつに真摯に向き合ってくださいました。」

クライアントの抱く並々ならぬ熱量は、当社の担当者の胸にも深く刻まれています。

「富山BXセンター構築プロジェクトは、お客様の『理想のオフィス』への強い想いをいかに形にするかという挑戦でした。内装の質感から色彩の細かなニュアンスに至るまで、何度も試行錯誤と議論を繰り返しました。時には厳しいお言葉をいただくこともありましたが、それは期待の裏返し。私たちもその熱量に突き動かされ、プロとしての矜持を持って向き合いました。」

写真右 戦略推進本部 エンジニアリング戦略推進部 デジタルイノベーション部 課長 津村様
写真左 戦略推進本部 エンジニアリング戦略推進部 プロセスデザイン部 課長代理 影山様

金沢での成功体験を土台にした強固な信頼関係があったからこそ、デザイン性と機能性が美しく結実した富山BXセンター。設立から一年を迎え、現場では良好な環境が維持され、スタッフが誇りを持って働ける快適な環境として、その価値を着実に示し続けています。

当社の強み ― 地域に根ざした価値提供

当社が高く評価された理由は、単なる施工業者ではなく「課題解決のパートナー」としての姿勢にあります。

「地元業者との調整や、現場に即した提案を通じて、地域を知る強みを発揮できるのが私たちの価値です。加えて、設計、調達、工事、アフターメンテナンスまで、オフィス構築の全工程をワンストップで提供できることも当社の大きな強みです。」

当社は本社と8支社を擁し、全国のお客様の要望や課題に関する知見を共有しています。このネットワークを活かすことで、地域に根ざした対応と効率的なプロジェクト進行を両立し、コストメリットやスピード感を提供。遠隔地での拠点構築も確実にサポートします。

金沢DXセンター(コロナ禍におけるレイアウト)

金沢DXセンター(コロナ禍におけるレイアウト)

富山 DXセンター

富山 DXセンター

未来への期待 ― 提案力と柔軟性の進化

今回の金沢および富山のプロジェクトを通じ、NTTデータ・ウィズ様より当社の取り組みに高い信頼と評価をいただいております。基本的な対応については「十分満足している」とのお言葉を頂戴する一方で、さらなる価値向上に向けて次のようなご要望をいただいております。

「図面の確認から工事範囲の調整、工事費の見直し、設備位置の調整まで、すべてを遠隔で進め、結果だけを提示してくれる。この体制は本当にありがたいので、ぜひ今後も継続してほしいです。」

一方で、改善要望として挙がったのは、デザイン工程の効率化です。

「こちらのレイアウト変更の要望が多いこともあり、レスポンスに時間がかかることがあります。例えば、3D CADを活用し、会議中にリアルタイムで調整できる仕組みがあると理想的です。また、デザインテイストを複数パターンから選べるようになれば、より早く良いものができると思います。さらに、私たちが気づけない視点からの提案も期待しています。『こういう選択をするともっと魅力的になりますよ』といった、一歩先を行く提案をいただけると嬉しいですね。」

これらのご意見は、当社に対する厚い信頼と、さらなる価値創造への前向きな期待の表れであり、提案力の強化やデザインプロセスのスピードアップに向けた貴重な示唆として受け止めております。

まとめ

金沢・富山のBPOセンター構築は、当社の「地域力」と「柔軟性」が生み出した成功事例です。単なる「オフィス構築」ではなく、そこで働く人々の未来を共創しようとする熱量がそこにはありました。コロナ禍という試練を乗り越え、北陸の地で培われたこの確かな信頼関係をさらに深めることで、今後もお客様にとって揺るぎないパートナーとして、そのご期待に応えてまいります